あけましておめでとうございます!
あけましておめでとうございます。
大晦日から描き始めて、これが私の今年の初作品です。
留まることなく作品を作り上げていく一年にしたいです。
この作品は、ワトソン紙にインク、水彩絵の具、色鉛筆で描きました。
葉っぱを魚拓のように貼り付けながら、その葉っぱの文様に沿うように、イマジネーションを働かせ、筆を加えていきました。
私は葉っぱが大好きなのです。葉っぱを産み出す木々も大好きです。
山に行って焚火をする時、私は焚き付けにはできるだけ葉っぱを使って木を燃やします。
そして炎を眺めながら、葉っぱや木の命の行く末に思いを馳せます。
今まさに新しい命に生まれ変わったなぁという思いと共に、焚火の炎を眺めています。
私が野山に行って、そこで一晩過ごして、何を考えているのかというと、つまり、葉っぱのことです。
土の養分を吸って、木が育ち、そこから葉っぱが産まれ、一定の期間空気に晒されて、そして、散っていく。
私には葉っぱは、人間を含めた自然の法則の縮図に見えます。
例えば葉っぱは人間、木々は父母。例えば葉っぱは父母を含む祖先、木々は地球。。。といったように。
何かを何かに例えることができるような、この宇宙は、そういうフラクタルな構造になっているように感じています。
私は葉っぱを眺め、私自身の生き方を葉っぱに投影することで、生き方を模索しているように思います。
人間は、どの親の元に産まれて、いつ死ぬのか、それは自分の意志で決めることはできません。少なくともこの世の中に生きている者の認識としては。
ですが、何時に起きて、どこに行って、何を食べるのか。そういうことは自分で決めることができます。
自然の法則と人間の意志。それが絡み合って人生というものがあるのだと感じるので、私自身、一見して人生とは非常に複雑なものであるように感じもするのですが、その実、人間も自然の一部であることは間違いないことなので、葉っぱを眺めていれば、私達が日々抱えている問題は、おおよそ解決するのではないかと思っています。
そんなこんなの思いをこの一枚の絵に託して描きました。
2021年が、皆様と私にとって、幸せいっぱいの年になるよう願っております。
本年もどうぞよろしくお願いいたします。
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